日本に居ながら英語を習得していくには、やはり文法を勉強する必要があります。ただし、私たちはいきなり頭で文法を理解させる方法はとりません。原則1年間以上TPRを学んだ生徒が対象です。何となく理解していた英語を整理してあげるために文法を教えます。
新しいレッスン、あるいは新しい文法事項を導入する際に、まずTPRまたはオーラルアプローチという手法を導入しています。その後、日本人講師が日本語で板書説明を行います。「体験」が先にあり、「理屈」が後というやり方です。子供たちは驚くほど新出文法事項を理解します。
新出文法事項の定着の段階でも音声指導を多用します。書き換え練習ならぬ「言い換え」練習という訓練があります。貴重な授業時間中に行う練習問題として、合理的で効果的な訓練です。こういった口頭での訓練の次に、問題集などを含めた「書く」練習を行います。やはり「書く」練習は不可欠です。
私たちの文法授業では、「聞く→話す→読む→書く」の基本形が1度の授業の中でそのまま実践されているわけです。