Phonics(フォニックス)

~英語の読み書きルール~

  アルファベット "ABC" を日本の中学校では一般的に「エイ・ビー・スィー」と読むと習います。ところが、このアルファベットを習っても単語は読めるようになりません。「エイ・ビー・スィー」とは文字の名前のことだからです。私たちはこの読み方をアルファベットの「名前読み」と呼んでいます。
私たちの教室ではアルファベット "ABC" を「ア・ブ・クまたはス」と教えます。この読み方を名前読みに対して「読み」と呼んでいます。こちらを習えば、"fat" や "cat" などの簡単な3文字の単語ならすぐに読めるようになります。この読みがフォニックス、英単語の読み書きのルールです。
 ちなみに日本語において、「あいうえお」と習えば平仮名の単語ならすぐに読めるようになります。日本語の平仮名、片仮名においては名前読みと読みが一致しているからです。  「ア・ブ・ク/ス」というのはもちろんフォニックスのごく一部です。 "ir" "er" で「アー」と読むとか、 "write" の "w" は発音しない、マジックEの法則などあらゆる英単語の読み書きの法則がフォニックスに含まれます。
 フォニックスを知っていれば英単語を暗記する苦労はずいぶん軽減されます。